お年頃の女子が抱きがちなのが、お肌の悩み。肌あれがひどい、肌が乾燥する、ニキビができた……。そんな肌トラブルの原因もひょっとしたら、胃腸の不調からきているのかも。
胃腸の具合が悪いとき、あなたはどうしていますか? 食べたり飲んだりするのをセーブする、消化によいものを食べる、胃腸薬を飲む、あるいは断食をする、なんて人もいるかも。
「そんなときこそ、自分の足の状態を確かめてほしい」というのは、足もみ専門の「KMR式官足法療法院」の院長、和智惠子先生です。
【このコンテンツの監修者は……】
和智惠子先生
足もみKMR/KMR式官足法療法院 院長
【Profile】
◯(有)KMR式官足法療法院 代表取締役 社長
◯公益財団法人日本スポーツクラブ協会(JSCA)認定
スーパーマスター・介護予防運動スペシャリスト
スーパーマスター・スポーツクラブインストラクター
◯内閣府認証日本成人病予防協会会員
健康管理士一般指導員
文部科学省後援健康管理能力検定1級
◯官足法指導員
◯官足法友の会認定講師
◯若石官足健康普及指導士
◯メイクアップアーティスト
◯美容研究家
7歳のとき交通事故をきっかけに側弯症になり、一生医者通いから抜けられないと告げられる。高校卒業後に女優として活動するが、体調がネックとなり断念し、メイクアップアーティストに転向する。1986年に官 有謀先生の提唱する「官足法」との出会いにより、病弱を自ら克服する。その後、官 有謀先生に弟子入りし、官足法を身につけ、それまで学んだ健康法のノウハウを官足法に取り入れた独自の「KMR式官足法」を考案する。
《目次》
カチカチ足には“毒”が溜まっている!?
胃腸と足にどんな関係があるの? と意外に思う人がほとんどだと思います。ところが、今までに延べ11万人もの足を診てきた和智先生によると、つらい不調を抱えて先生のもとにやってきた人の多くは、足裏や足首、膝周りなど、足全体がカチカチに硬くなっているのだそう。
硬くなる原因は、なんと“毒”が溜まっているから。毒と聞くと恐ろしくなりますが、要するに体内に溜まった老廃物がうまく排泄されず、足に溜まっている状態のこと。その結果、足がカチカチに硬くなり、血液やリンパの流れが悪くなり、体調不良を引き起こす悪循環に陥るのです。
では、どうすればいいの? 心配することはありません。毒が溜まってカチカチになった足も、徹底的にもみほぐし、毒をかき出していけば、足は柔軟さを取り戻し、血液循環も良くなります。そうなれば不調も改善され、身も心も元気になれるそうです。
「足もみ」歴37年、数多くの女性の悩みを、体の毒をかき出す「足もみ」で改善してきた和智惠子先生のノウハウがぎっしり詰まった『女性の不調に全対応! 毒をかき出す足もみ大全』が発売されました。
【足つぼ】胃腸疲れは「胃」「すい臓」「十二指腸」「小腸・大腸」の反射区をほぐすべし!
「足のどこに毒が溜まっているかを見れば、その人の体のどこに不調が出ているのかがわかります」(『女性の不調に全対応! 毒をかき出す足もみ大全』P.11から引用)という和智先生。胃腸が疲れているときは、下図のように、「胃」「すい臓」「十二指腸」「小腸・大腸」の反射区が硬くなっているそうです。つまり、この部分をしっかりもみほぐすのが体調回復のカギ。
(『女性の不調に全対応! 毒をかき出す足もみ大全』P.64から引用)
とはいえ、いきなりその部分をもむのでなく、より効果が出やすいように、まずは足全体の循環を良くする「準備もみ」と毒を流す道筋をつくる「基本もみ」をします。
「準備もみ」と「基本もみ」合わせて10分ほどですが、毎日これだけでも全身の血流が良くなるので、むくみや疲れ、だるさ、ストレス、イライラなどを一気に解消できそうですよ。
【足つぼ】胃腸の疲れを足もみで解消! 3ステップ解説
さて、いよいよ胃腸の疲れの解消です。胃→十二指腸・すい臓→小腸・大腸の3ステップで足をもみます。
【足つぼほぐしSTEP1】胃をもむ
「『胃』の反射区は、土踏まずの一番上の端にあります。母指球のきわからかかと側に向けて、小刻みにもみ崩し、毒をかき出しましょう。土踏まずの辺りをもみ崩すとき、足の裏を反らせた状態で棒を当てると、足底筋膜を痛める恐れがあるので気をつけましょう」
(『女性の不調に全対応! 毒をかき出す足もみ大全』P.64から引用)
【足つぼほぐしSTEP2】十二指腸・すい臓をもむ
「『十二指腸』の反射区は、土踏まずの下側に、『すい臓』を囲むように位置します。土踏まずについた毒をすべて削ぎ落とすつもりで、かかと側に向かって、しっかりかき出しましょう」
(『女性の不調に全対応! 毒をかき出す足もみ大全』P.65から引用)
【足つぼほぐしSTEP3】小腸・大腸をもむ
「『小腸・大腸』の反射区は、足裏の中央から下側にある広い面です。中心に『小腸』があり、それを囲むように『大腸』の反射区があるので一緒にもみ崩します。かかとに向かって毒をかき出すように、棒を小刻みにずらしながらもみましょう」
(『女性の不調に全対応! 毒をかき出す足もみ大全』P.65から引用)
この記事のまとめ
「準備もみ」「基本もみ」+3STEPを毎日続ければ、反射区が軟らかくなってくるのと同時に、体調が上向くことを感じるでしょう。
このほかにも、肩こり、頭痛、便秘・下痢、二日酔いといった症状から、生理痛・生理不順、PMS(月経前症候群)など女性特有の不調まで、悩み別の毒出し、足もみの方法をすべて写真入りで紹介。
体の毒をかき出す「足もみ」を習慣にして、体調万全で食欲の秋を迎えましょう!
(抜粋)
『女性の不調に全対応! 毒をかき出す足もみ大全』
著者:和智惠子
web edit:FASHION BOX
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