改めて知りたい、防災知識をまとめました!頻発するさまざまな自然災害。ひとごととは思わずに防災について改めて学びましょう。気持ちもものも、備えあれば憂いなし!
防災グッズは「毎日持ち歩くもの」「一次持ち出し」「備蓄品」に分けましょう。何をどんなふうに準備すればいい?
今回は「あると安心な備蓄品」を災害危機管理アドバイザーである和田隆昌さんに教えていただきました。インフラが止まっても1週間自宅で過ごせる分量が目安。
教えてくれたのは……
和田隆昌さん
災害危機管理アドバイザー。30か所以上の被災地を訪れ、緊急時のサバイバル術も得意。講演会や監修も行う。著書に『まさかわが家が!? 命と財産を守るサバイバル・マニュアル21』(潮出版社)など。
倉庫やロッカーに入れておきたい
あると安心な備蓄品
□飲料水
「1日一人3Lが目安。これは飲用のみで3~4日の量。マンションの方は1週間分あると安心。生活用水はペットボトル、ポリタンクに入れた水道水を準備」
□オムツなど
「災害時、店頭からなくなりやすい品なのでお子さんがいる家庭はストックを。お尻拭きや使用済みオムツを入れるビニール袋も用意しましょう」
□停電対策グッズ
「懐中電灯、ランタン、ろうそく、マッチ、予備の電池、携帯ラジオ、携帯のバッテリーなど、停電になっても快適に過ごせるものを準備しておきましょう」
【和田さんおすすめ】
LEDランタン3色切替/(Superway)実売価格¥6,000/AOIBOEKI
つり下げて使うこともできるキャンプ用LEDランタン。USB充電機能付きでスマホ充電も可能。
□非常食
「レトルト食品、インスタント食品、クラッカー、缶詰など安くていいので日持ちがして調理が簡単なものを3~4日分。古いものから食べて、また補充を」
□医薬品
「家族の常備薬(胃薬、解熱薬、整腸剤、マルチビタミンなど)、包帯、ガーゼ、脱脂綿、ばんそうこう、ハサミ、ピンセットなどを」
□非常用トイレ
「断水に備えて非常用トイレを1週間分。さっと固まって防臭も完璧なのでストレスが減ります。非常時の持ち出し袋にも入れておきましょう」
□生理用品
「女性の方のものと思いがちですが、衛生的で個装してあり吸収力が高い生理用品は、ケガをしたときの血止めにも使えます」
□緊急時の避難救助用
(笛、コンパス、ナイフ、ロープ、シャベル、バール、ノコギリ)
「要救助のサインを送れる笛のほか、がれきや倒木にはさまれた人を救出したり、避難経路を確保するためには、ナイフ、ロープ、シャベル、バール、ノコギリなど工具があると◎」
□そのほか役に立つ日用品
(布粘着テープ、ラップ、布、ビニールシート、折りたたみイス、かご付き買い物カート)
「長い行列に並ぶときに重宝するのが折りたたみイス。配給してもらったものを運ぶカートも便利です」
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
illustration_Kayo Yamaguchi
text_Tomoko Yanagisawa
edit_Kana Honma[vivace], FASHION BOX
(リンネル2019年4月号)
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