マンモグラフィだけで安心するのは危険!40代からの賢い検査の受け方

マンモグラフィだけで安心するのは危険!40代からの賢い検査の受け方

出典: FASHION BOX

体の不調が一気に増えてくる更年期。予防のためにも受けるべきなのが、健康診断や人間ドック(基礎ドック)です。
ですが、いざ受けようとしても、オプションで追加できる検査項目がたくさんありすぎて、何を選べばいいのかわからなかったり、同じような検査を重ねて受けてしまったり……。
そこでオプションの選び方について、宮崎先生に教えてもらいました。
“受けている・いない”を把握して、自分に必要な検査をオーダーメイド感覚で選びましょう。

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教えてくれたのは……

マンモグラフィだけで安心するのは危険!40代からの賢い検査の受け方
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東京国際クリニック副院長 宮崎郁子先生
医学博士、総合内科専門医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医。食生活アドバイザーとしても活躍。

 

▼子宮体がん▼
自治体の検査は頸がんのみ。体がんのリスクをチェック

自治体の子宮がん検診は、子宮頸がん(子宮の入り口で生じるがん)検査のみで子宮の内側にある子宮内膜から発生する子宮体がん(子宮内膜がん)の検査は実施されていません。子宮頸がんは、粘膜を軽くこすって付着した細胞で検査しますが、子宮体がんの場合は、経膣エコー検査(専用の器具を腔内に入れて、子宮や卵巣を観察)や子宮内膜細胞診で調べます。
他にも、骨盤のMRIという方法もあり、子宮体がん、卵巣がん、筋腫の有無などもわかります。不正出血は子宮体がんの可能性があり、検査をおすすめします。

 

▼乳エコー▼
マンモグラフィだけではなく乳腺エコーも受けて

自治体で行っている乳がん検診はマンモグラフィ(乳腺・乳房専用のレントゲン)が基本ですが、エコー検査も重要です。エコーでは、マンモグラフィでは診断をしづらいタイプの乳腺の状態も比較的正確に把握でき、しこりの中の状態や広がり具合まで観察できます。両方の検査を受けることをおすすめします。

胸にしこりがある、乳頭分泌物がある、皮膚にへこみを生じる、脇のリンパ節が腫れているなどの症状は、乳がんの可能性があり要注意です。

マンモグラフィだけで安心するのは危険!40代からの賢い検査の受け方
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▼脳ドック▼
脳の健康状態をチェックし脳や脳血管の病気を早期に発見

頭部MRI・MRA、頸部MRAなどの画像で脳卒中や脳出血、くも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤や脳動脈狭窄などの脳管病変を調べます。脳梗塞の大きな原因となる頸動脈の動脈硬化の状態もわかり、自覚症状のない脳梗塞(無症候性脳梗塞)も早期に発見できます。
脳のことは脳ドックでしか調べられないので、家族にくも膜下出血や脳卒中などの病歴がある人や、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満の人は、一度受けて、脳血管障害の予防に役立てて。

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▼大腸CT▼
内視鏡検査を受けたくない人は大腸のCT検査がおすすめ

大腸の内視鏡検査は、大量の下剤を飲んで腸管内をきれいにしてから肛門から内視鏡を挿入するため、体への負担が大きく苦痛が伴います。大腸のCTは、肛門から細い管で大腸に炭酸ガスを入れ、撮影する検査。多量の下剤を飲む必要がなく15分程度で終わります。

 

▼頸動脈エコー▼
心筋梗塞や脳梗塞、遺伝リスクがある人は特に受診を

頚部にエコーのプローブを数分あてる検査で頸動脈(大動脈から頭部へ血液を送る血管)の細かい部分まで観察できます。動脈硬化が原因となる心筋梗塞や脳梗塞、大動脈解離などの命にかかわる病気が発症するリスクを推測でき、脳ドックで行われる場合もあります。

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illustration_Hitomi Hasegawa
edit_Tomoko Murata[vivace], FASHION BOX
大人のおしゃれ手帖 2019年8月号

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