(2020年7月17日 更新)
寝苦しい夏の夜。涼しい部屋で眠りたいけど、冷やし過ぎると体調不良の原因にも。効率よく快適な寝室環境をつくる知恵を、快眠セラピストで睡眠環境プランナーの三橋美穂さんに伺いました。エアコンの温度設定や抱き枕などを活用して、寝不足とサヨナラ!快眠ライフを手に入れましょう。
≪目次≫
教えてくれたのは……
快眠セラピスト/睡眠環境プランナー
三橋美穂さん
寝具メーカーの研究開発部長を経て独立。講演や執筆、商品プロデュースなど睡眠関連事業に広く携わる。『眠トレ!』(三笠書房)など著書多数。
夏の快眠にはエアコンを使うのがベター。熱中症のほうが心配です
「エアコンをつけて寝るとだるくなるのは冷えが一因ですが、現代の猛暑で使用を控え過ぎるのは危険。室温はなるべく28℃以上にせず、寒いときは長袖・長ズボンのパジャマを着ると寝冷えせず快適です。
"エアコンが苦手”という人は、ポイント1のように温度設定を工夫したり、抱き枕などで背中の通気をよくしましょう」(三橋さん)
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《夏の快適な寝室環境のポイント》
【Point 1】
エアコンの温度設定を工夫して朝までぐっすり
就寝1時間前に25〜26℃で部屋を冷やしておきます。寝る前にオフにし、3時間後に28℃で1時間運転するようにタイマーをセットすると、6時間ほど快適温度が続きます。
【Point 2】
扇風機は壁に向けて冷え過ぎ防止
エアコンと扇風機の併用は冷気の循環におすすめですが、風の直撃はNG。壁や天井に向けて首振りにして、部屋の空気をゆるやかに動かすように使いましょう。
【Point 3】
抱き枕で背中の風通しをよく
三橋さん開発の抱き枕。腕をのせる部分が厚く、だんだんと薄くなり快適な寝姿勢に。¥5,000/昭和西川
背中が大きく空く抱き枕は、意外な涼感グッズ。長さが1m以上でしっかり抱けるものが◯。敷きパッドを丸め、上の写真のように端をゴムでとめたものでも代用できます。
▶これも便利!
「頭寒首熱」で快眠
12×18cmの布袋に小豆250gを入れ、口を閉じたものを2つ用意。1つは冷蔵庫で冷やし、1つは電子レンジで30秒チン。枕に置いて後頭部を冷やし、首後ろをあたためると快適。冷やすほうは100円ショップの小袋を利用してもOK。
イマドキ60代コーデは“脱ミセス”!『素敵なあの人』創刊!!
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
撮影_原野純一
イラストレーション_松栄舞子
構成・文_早川ちかこ
編_FASHION BOX
(素敵なあの人 2019年夏号)
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