冷たい飲み物や冷房のきいた室内など、体を冷やす要素がたくさんある日本の夏。不調を招く冷えを防いでしっかり養生したいもの。日頃から温めケアを取り入れている冷えとりのスペシャリストのお2人に、夏冷えの対処法を伺いました。
飲み物は常温以上のものを。 胃に負担をかけない食生活
柳沢小実さん(エッセイスト)
衣食住にまつわる著書多数。台湾好きが高じて、現在は中国語や中国茶について勉強中。近刊に『これからの暮らし計画』(大和書房)。整理収納アドバイザー1級。
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年々体の冷えが気になっているという柳沢小実さん。夏冷え対策として飲み物はできるだけ常温以上の温度のもの、カフェインが少なめのものを心がけています。また、朝は野菜がたっぷり摂れて体が温まる薬膳スープを食べるのが日課。「夜のうちに仕込んでおけば、朝バタバタしないのでラクですよ」
バイディーム 薬膳マルチポット ¥25,920/バイディーム(アントレスクエア)
「薬膳茶や粥の成分を充分に引き出すため、とろ火で自動加熱できる電気ポットを愛用しています」。
鎌倉薬膳アカデミーで扱うこころ茶・みんなのお茶・サングリア「潤」は、体を温めるお茶や乾燥果実が配合された、冷え対策に心強い飲み物。
元気アップスープ¥550、ドライカレーキット¥800/ともに鎌倉薬膳アカデミー
補血効果のあるナツメや金針菜と鶏肉&野菜を煮込んだ薬膳スープで体もポカポカ。ドライカレーにも血の巡りを促す薬膳食材を入れて。
冷えを感じたときは全身をしっかりオイルマッサージ。「頭皮はTHREE、体はyarok、爪はuka、手や顔はAcureのオイルと、部分別に使い分けています」
冷えや血行不良の改善に役立つナツメを乾燥させた「金絲棗」をおやつに。「台湾や香港では、女性の体によいドライフルーツをたくさん購入します」
柳沢さんのティータイムはもっぱらノンカフェイン。血行促進に役立つ麦茶、肝機能を整えるアーティチョーク茶、美肌効果の高い菊花茶を愛飲。
大好きなおやつは我慢せず、体を冷やさない甘味を
上紙夏花さん(ビューティプランナー)
美容や健康法を数多くの媒体で紹介。化粧品アルマードのPRも務める。ベビーマッサージ講師としても活動し、そのこまやかな指導に女優やモデルにもファンが多い。
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体を冷やす白砂糖は極力控え、甘いものがほしいときはローチョコレートを食べるという上紙さん。「少量のステビアやデーツで甘みをつけたものなら体が冷えにくいのでおすすめ。塩漬けペッパーのチョコも一粒食べるとポカポカします」
ホリスティック美料理研究家のReme先生に習ったローチョコレート。白砂糖を抜いた食生活は疲れにくい体に導く。
硫酸マグネシウム配合の「エプソムソルト」に精油を混ぜて入浴。就寝時もポカポカが持続。
腐食泥板岩からミネラルを抽出した「PHOSSIL」と木酢液「爽美林」を湯船に入れて、冷えとりだけでなく夏のあせもやニキビも同時にケア。
足の指を広げてアーチを強化するソックス「アシピタ」を愛用。履いて歩くだけで指圧効果から温かさを感じます。
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photograph_Kozue Hanada
text&edit_Tokiko Nitta
edit_Ayaki Ando[vivace], FASHION BOX
(リンネル 2019年9月号)
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