さりげなく気づかいができる大人の女性って、同性から見ても憧れますよね。でも、気づかいしすぎて“気疲れ”している現代人が急増中。その気づかい、間違っているかも⁉︎
断るときはOKするより○倍丁寧に?達人が実践する気づかいの極意
教えてくれたのは……
精神科医 水島広子先生 プロフィール
対人関係療法専門クリニック院長。慶応義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、現クリニックを開院。対人関係療法の日本の第一人者。衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正など、数多くの法案の修正にも尽力。著書多数。
【気づかいシーン】励ますとき、どうしよう?
▶沈黙も時間の共有のカタチ! 言葉がいらない気づかいです
「失敗して落ち込んだとき、周囲が自分を見放したように感じることってありますよね。そんなとき、温かい言葉をかけてもらえると随分心がラクになるものです。
でも、そのひとことが意外と難しい。上から目線になっていないか、相手の領域に入り込んでいないか。心配しすぎて、結局見て見ぬふりをする人が多いもの。
そんなときは、お茶を淹れてあげたり、甘いものを渡したり、言葉がなくても“私はあなたの味方です”という思いを伝えましょう。たとえ沈黙になっても、互いに同じ時間を共有しているのだから何も問題ありません。
沈黙が苦しくなるのは、自分がそれを苦しいと思っているから。沈黙を楽しめると相手にも安心材料として伝わりますよ」(水島先生)
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私はこうしています!
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林 愛さん(AI HAYASHI) プロフィール
毎週金曜のみランチ営業する吉祥寺のカフェ「暮らしとたべごと ふたつの木」代表。毎月8日にヴィーガンドーナツを販売。女性の心と体をケアするセッションルーム「utena」も運営。8歳と4歳の男の子の母。
>>>まず相手の話を聞くことから始めます<<<
人とつき合うには、何より自分自身が無理をしないことが大切と話す林さん。自分の心身を整え、人と一緒にいても、自分がどう感じるかを重視しているそう。
「落ち込んだ友人を励ますときは、まずは話をしっかり聞くこと。とことん落ち込むこともたまには許してあげたらいいと思うので。そして、次の行動を決められるように、相手に寄り添う姿勢を心がけています」
結婚生活や婚活、彼氏との関係に疲れたら。人間関係を上向きにしたい人に読んでほしい記事 まとめ
>>>相手と自分の考えは違うことを前提に<<<
誰かの言葉や態度で傷ついたときは、相手がどうかではなく、自分自身がどう感じて、なぜそう感じたのかを納得できるように、自分自身と向き合う時間を持つという林さん。
「友人を励ますときでも、相手との距離感を大切にします。相手と自分の考えは違うという前提でいると、互いを尊重してつき合えますから。自分の心地いい距離感、そして素直でいることを大切に」
いい女は孤立するもの⁉︎目からウロコのROLAND流シゴト術
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
edit&text_Tokiko Nitta
illustration_Ayumi Itakura
web edit_FASHION BOX, Ayaki Ando[vivace]
(リンネル 2019年11月号)
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