しょうがは薬味として使う程度で、たくさんは食べないという人も多いはず。しかし、しょうがには内臓の働きをよくして体を温め、体内の余分な水分を取り除いてくれるパワーがあります。そんな冷え取り食材と合わせたいのが味噌。味噌にもまた、臓器の働きを活性化させるなど、さまざまな健康効果があります。これらの食材を合わせてつくる「しょうが味噌」は、体熱を上げ、病気を予防してくれる完全健康食なんです。石原結實さんが、しょうが味噌の食べ方を教えてくれました。
このコンテンツの監修者は……
石原結實 (いしはら ゆうみ)さん
【Profile】
1948年、長崎市生まれ。長崎大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科博士課程修了。現在、イシハラクリニック院長として漢方薬と食事指導による治療法を実践。メディアへの出演や書籍の出版、講演会などの実施に加え、伊豆の保養所「ヒポクラティック・サナトリウム」の運営を通じて、これまでに5万人近くの患者の健康増進、体調改善・回復を実現したカリスマ医師。著書は『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)、『生姜力』(主婦と生活社)、『「医者いらず」の食べ物事典』(PHP研究所)など、300冊を超える。
しょうが味噌基本のつくり方
しょうが味噌の材料はたったこれだけ!
・味噌:100g
・しょうが:20g
・みりん:大さじ2
STEP 1:しょうがをすりおろして……
STEP 2:すべての材料を混ぜる!
冷蔵庫で約1ヵ月保存可能
・長期保存する場合は、保存容器の消毒を忘れずに
・フリーザーバッグでつくっても◎!
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しょうが味噌の使い方【そのままで】
そのまま食材に「のせるだけ」、「つけるだけ」。まずは、ワンステップでできる“ラクちん”アイデアをご紹介します。
ごはんやお茶漬けにのせて
ごはんの上にのせるだけで、立派な「ごはんのおとも」に。お茶漬けにも。
味噌汁に
味噌汁の味噌として使えば、しょうがの風味がアクセントになって◎。豚汁やけんちん汁にもよく合います。
刺身にのせて
魚の刺身にのせて食べてもOK! 青魚とも白身魚とも相性抜群です。
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餃子のたれとして
餃子につける酢じょうゆに代えて。タネの下味に使うのもおすすめです。
焼きバナナに塗る
フライパンでソテーしたバナナに、塗って食べるのも◎。意外な組み合わせですが、甘じょっぱさがクセになるおいしさ! ココナッツフレークを散らしても。
パンに塗る
パンに塗って食べる、味噌トーストにもチャレンジしてみて。オリーブオイルと半分ずつ塗ったり、チーズをのせたりしてもおいしいです。
もろきゅうに
もろみ味噌のように、きゅうりにつけて。大根やにんじんなどの野菜スティックのディップとしても。
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酒のつまみに
そのままで、酒のつまみにもなります。木製のしゃもじに塗って炙れば、香ばしさが加わり、また異なるおいしさが楽しめます。
冷奴、湯どうふに
冷奴にのせて食べたり、湯どうふのつけだれにしたりもできます。焼き目をつけた豆腐に塗って田楽にしても。
和えものに
食材とそのままただ和えるだけで、十分おいしく楽しめます。青魚を、青ねぎや大葉などの薬味と一緒にたたいて和えれば、なめろうに。アボカドともよく合います。
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しょうが味噌の使い方【混ぜるだけ】
さらに、ひと手間加えれば料理のバリエーションも広がります。麺類や汁もののつゆに混ぜたり、調味料と合わせたり。料理と別添えにすれば“味変”にも使えます。
うどんに
うどんのだしに溶かし入れるだけで、味噌煮込み風うどんのできあがり! そのだしでうどんを煮込めば、より本格的に。
鍋ものに
しょうが味噌を混ぜたスープを使った鍋料理は、寒い季節にぴったり。唐辛子やラー油、キムチなどをプラスすれば、さらに体ぽかぽか!
ドレッシングに
良質なオリーブオイルやごま油、酢をプラスして、サラダのドレッシングに。葉野菜に根菜、海藻など、いろんな食材にマッチします。
しょうが味噌の使い方【漬ける】
家にしょうが味噌があれば、簡単に味噌漬けがつくれます。使い切れずにあまった肉や魚も漬けておけば長期保存可。残り野菜も、漬けものとして無駄なくおいしく食べられます。
味噌漬けに
食材の水気をよく拭き取って漬けるだけ。肉や魚はそのまま冷凍保存OK。豆腐やクリームチーズ、ゆで卵などを漬けてみるのもおすすめです。
しょうが味噌の使い方【炒める、揚げる】
食材にそのままのせたり混ぜたりするほか、こんな使い方もおすすめです。調理法に変化をつければ、毎日飽きずに続けられる! これをヒントに、好みのレシピでつくってみて。
天ぷらに
しょうが味噌を丸めて揚げる天ぷらはいかがでしょう? そのままでは味が濃すぎるという人は、タネとなる食材に塗って揚げてみて。味噌を塗った部分は焦げやすいので注意してくださいね。
炒めものに
もちろん、炒めものに使っても◎。しょうが味噌に黒糖もしくははちみつを混ぜておくと、よりコク深い味わいに。
あらかじめ食材と調味料を混ぜておく「しょうが味噌」は、しょうがや味噌そのものよりも、格段に使い勝手がよくて便利! その上、“体を冷やす”性質をもつ陰性食品でも、一緒に食べるだけで“体を温める”陽性食品に変えられる、スーパーお助けアイテムです。
組み合わせNGの食品はないので、やってみておいしければ何でもOK! いろいろ試して、自分の定番の味を探してみるのも楽しいですよ。
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(抜粋)
TJ MOOK『体を温める! しょうが味噌でずっと健康!』
監修:石原結實
編集:野村枝里奈(EYEBOX)
文:野村枝里奈(EYEBOX)
撮影:柴田佳彦、萩原一秀(EYEBOX)
写真協力:Shutterstock
WEB編集:FASHION BOX
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