(2020年5月6日 更新)
近年流行している糖質制限は、適度に行う分には健康によいダイエット法だといえるでしょう。しかし、米の飯は1粒も食べないというような極端な糖質制限は推奨できないと、医学博士の島田和幸先生は言います。ごはんコントロール術で糖質を抑える方法を伺いました。
≪目次≫
●ごはんは全く食べないのではなく控えめに毎日食べるとよい
●病院食に学ぶダイエット法 ごはんの量の調整でゆるやかにやせる
●【図で解説】糖質を摂り過ぎるとなぜ太る?
●このコンテンツの監修者は……
ごはんは全く食べないのではなく控えめに毎日食べるとよい
私たち日本人は、長い年月をかけて米から必要な栄養素を摂取するように進化してきた民族ですので、欧米で流行しているダイエット法をそのまま実践することは、危険でもあります。
もちろん、白いごはんは血糖値を上げやすい食品ですので食べ過ぎてはいけませんが、控えめに毎日食べるようにしましょう。病院食では、ごはんの量をコントロールすることで、それぞれの入院患者の適正摂取カロリー量になるように調整しています。この方法は、一般の人のダイエットにも役立つと思います。
「ごはんは1粒も食べない」という極端な糖質制限は、危険です。私たち日本人は、古来より米から必要な栄養素を摂取してきた歴史があり、その情報はDNAに刻みこまれています。食べ過ぎはいけませんが、適量をしっかり食べましょう !
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病院食に学ぶダイエット法
ごはんの量の調整でゆるやかにやせる
病院食でも活用されているごはんコントロール
ごはんの量コントロール+αの正しい糖質制限ダイエット術
● 茶碗を小さくする
(少ないごはんでも満足しやすい)
● ゆっくりよく嚙んで食べる
(満腹ホルモンのレプチンが少量で満腹感を与える)
● 白米から玄米に換える
(同じ糖質量でも白米よりも玄米のほうが太りにくい)
● 野菜を最初に「ばっかり食べ」をする
(食物繊維が糖質の吸収を抑える)
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【図で解説】糖質を摂り過ぎるとなぜ太る?
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このコンテンツの監修者は……
島田和幸(しまだ・かずゆき)さん
【Profile】
東京大学医学部卒業。医学博士。新小山市民病院 理事長・病院長。
東京大学第三内科、米国タフツ大学、高知医科大学、自治医科大学で、講師・教授職や病院長職などを歴任。2010年、日本高血圧学会理事長に就任。2012年、小山市民病院の病院長に就任し、2013年、新小山市民病院へ改称とともに現職となる。同年、自治医科大学名誉教授となる。第8回日本心臓財団研究奨励賞、日本高血圧学会栄誉賞などの賞歴がある。『内皮細胞が活性化する食習慣で一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本』(永岡書店)、『強い血管をつくる本』『詰まらない・切れない! 血管を若返らせる50の習慣』『強い血管をつくる食べ方』『専門医が教える 日本一おいしい減塩レシピ』『強い血管をつくる習慣』(すべて宝島社)、『薬を使わず血圧を下げる』(幻冬舎)、『血圧サージに殺されない50の方法』(自由国民社)など著書・監修書多数。
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(抜粋)
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監修:島田和幸
構成・編集・原稿:西田貴史(manic)
イラスト:MICANO
WEB編集:FASHION BOX
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