いまや携帯電話やLINEなどで気軽にメッセージを送れる時代ですが、ビジネスシーンにおいては、改まった言い回しや敬語が求められます。「マナーに気をつけよう」と心がけていても、実は少し失礼だったかも……というメールの言い回しを3つご紹介します。
(1)上司に相談をしたいとき
×「相談したいことがあります」
○「ご相談したいことがあります」
実はどちらとも間違っていないのですが、「ご」をつけた言い回しの方が望ましいです。
ビジネスシーンでは上司への相談がつきもの。そんなとき、メールでは挨拶を述べ、相談があることを伝え、いつ相談したいかお願いしましょう。
(2)お誘いを断るとき
×「お声をかけていただいたのに」
○「お声をかけてくださったのに」
声をかける主体を敬う場合は、尊敬語の「くださる」を使います。
お誘いをどうしても断わらざるをえないときは、どんな理由かを伝えて、謝罪をしましょう。
(3)文書確認のお礼を伝えるとき
×「取り急ぎお礼まで」
○「まずは用件のみにて失礼いたします」
「取り急ぎお礼まで」という言い回しはよく上司からのメールで見かける言い回しですが、これを目上の方に対して使ってはいけません。
どの文書を確認してもらったのかを明記し、確認をしてもらったことについてお礼を述べましょう。
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現代文講師として、受験生から絶大な支持を得ている出口汪。基本的なメールの作法やビジネスシーンにおけるさまざまなシチュエーションの模範表現を実践的に紹介する一冊。
監修/出口汪
編/FASHION BOX
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