「いい人はがんになりやすい」って本当?医者に聞いてみた!

「いい人はがんになりやすい」って本当?医者に聞いてみた!

出典: FASHION BOX

「あの人は“いい人”すぎるから、がんにならないか心配だよ……」そんな会話を耳にしたことはありませんか?
今や、2人に1人はがんを発症するといわれる時代。“怖い病気”というイメージがあるがんにかかりやすくなるなら、“いい人”になんてなりたくない!
ですが、そもそも本当に“いい人”ってがんにかかりやすいの?「近藤誠がん研究所」の所長、近藤誠さんに教えてもらいましょう!

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Q. 「いい人」は危ない!? がんになりやすい性格はあるのですか?

これまでの個人的な経験から、みんなに好かれるタイプの人はがんになりやすい、と感じている人が少なくないようです。ただ医学的には、「いい人」「悪い人」が定義できないので、研究や調査もなく、回答不能です。

一方、性格についても、がんになりやすい性格や、なりにくい性格があるのでは、と思われる方が多いことでしょう。ただこれについても、「性格」の正確な定義が困難なので、がん発生率と関連づけた研究を知りません。

理論的に考えてみると、性格は、脳細胞がどう働くかで決まってくると思います。しかし、脳や神経がどう働いても、体の各細胞内に蓄積された変異遺伝子を元には戻せない。したがって、性格はがんの予防には無関係だと思います。

他方、脳や神経の働き方次第で、正常細胞内の遺伝子が傷つきやすくなって変異遺伝子を増やし、発がん率を上げるのでは、との疑問が残ります。ありえない話ではないと思いますが、その証明はありません。

「いい人はがんになりやすい」って本当?医者に聞いてみた!
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A. 「いい人」「悪い人」「性格」が医学的に定義できないため、がん発生率と関連づけた研究は知りませんが、脳や神経がどう働いてもがんの予防とは無関係でしょう。

 

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【教えてくれたのは…】
近藤誠(こんどう まこと)
1948年、東京都生まれ。「近藤誠がん研究所」所長。73年、慶應義塾大学医学部卒業。76年、同医学部放射線科に入局。83~2014年、同医学部講師。12年「乳房温存療法のパイオニアとして抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性などの啓蒙を続けてきた功績」により第60回菊池寛賞受賞。13年、東京・渋谷に「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」(https://kondo-makoto.com)を開設し、6年間で9000組以上の相談に応えている。『がん放置療法のすすめ』(文春新書)、『医者に殺されない47の心得』(アスコム)、『最高の死に方と最悪の死に方』(宝島社)、『眠っているがんを起こしてはいけない。』(飛鳥新社)、『このクスリがボケを生む!』(学陽書房)ほか著書多数。

(参考)

宝島社新書「医者が教える『がん』にならない30の習慣」
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宝島社新書「医者が教える『がん』にならない30の習慣」
著者:近藤誠
企画・編集協力/日高あつ子
https://tkj.jp/book/?cd=TD296184

編/FASHION BOX

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