元アナのフラワーアーティストが作る花の涼感インテリア

素敵な人の装いや暮らしには、日々を輝かせるためのアイデアがぎゅっと詰まっています。自分も、そしてまわりにいる人たちさえも気持ちよく過ごせるヒントを得て、健やかな暮らしを満喫してみませんか?今回は、元アナウンサーでフラワーアーティストの前田有紀さんに、見た目で涼を感じられるフラワーアレンジメントやファッションのコツを伺いました。

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教えてくれたのは……

出典: FASHION BOX

前田有紀さん/フラワーアーティスト、gui主宰
1981年生まれ。元テレビ朝日アナウンサー。退社後、イギリス留学を経てフラワーアーティストとして独立。店舗やイベントの空間装飾を手がけるほか、移動花屋のオリジナルブランド〈gui〉を立ち上げる。

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自然な風景に寄り添う花を選びたいと思うように

「自然が感じられる場所で暮らしたい」と、1年半前に都内から鎌倉へ移り住んだ前田有紀さん。フラワーアーティストとして、暮らしのなかでも花を欠かさない前田さんですが、今の家に越してからは花の選び方にも変化が。

「鎌倉駅の近くに、『連売』という市場があるのですが、そこでは新鮮な野菜と一緒に、農家の方が庭で育てた季節の花を売っているんです。花屋さんで売っている花とは違って大きさもまちまちで、ワイルドな魅力があって……。そうした素朴な花を見ているうちに、自然な風景に寄り添うものを飾りたいと思うようになりました」

かつては人気アナウンサーとして活躍していた前田さんが、フラワーアーティストへ転身したのは、「好き」を仕事にしたかったから。

「もちろん、以前の仕事も楽しかったし、充実していましたが、どこか受け身の部分もありました。今の仕事を始めてからは、好きなことってこんなにがんばれるんだ!と自分の新たな一面を発見できて、私自身も驚いています」

今の目標は、花がくれるゆとりやエネルギーを広く伝えること。「花の仕事が大好き。花を飾る楽しさを、一人でも多くの人へ届けていきたいな、と思っています」

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《ヒント 1》寒色系の花を飾って涼しげに

暑さに強いネイティブフラワーや、見た目で涼感を得られる紫色の花をガラスの花器に飾って、インテリアをさわやかな印象に。

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夏のアレンジはグリーンの分量を増やして

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紫の花を中心に、グリーンの分量を増やして飾ると、涼しげな印象に。「もともと夏に咲く花なら、暑さに負けず長持ちしてくれます。南半球に自生しているワイルドフラワーも強い品種なので、この季節におすすめですよ」。

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紫のエリンジウムやストケシアに、庭で摘んだアガパンサスやオーストラリアンローズマリーを合わせて。

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《ヒント 2》ワンピースは色と素材にこだわって

さらりと夏の肌になじむ着心地のよいリネン素材やぱっと目を引くきれい色のワンピースが夏の定番。

胸元のフリルでやわらかな印象に

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軽やかで風通しのよいインド綿のワンピースは「マリハ」で購入。「胸元のあしらいに惹かれて選びました。一見シンプルだけど、ひと癖あるようなデザインの服が好み」。

本物の花を使ったピアスをアクセントに

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本物のあじさいの花びらを加工したピアスと指輪は「alpaca to hana」のもの。

鮮やかなブルーグリーンが今年の気分

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「今年の夏は色のあるものを身につけたい」と選んだ「スピック&スパン」のリネンワンピースに、自身が手がけたピアスを合わせて。

花の存在をいつでも身近に感じられるように

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「ピアスはスターチスの花を固めて作ったもの。アクセサリーにすることで、花を身にまとう楽しさを味わえます」

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《ヒント 3》食卓には、香り高いハーブをたっぷりと

さわやかな香りのミントやバジル、イタリアンパセリを鎌倉野菜たっぷりのスープやサラダ、お水に入れてリフレッシュ。

シンプルな調理で、旬のおいしさを味わう

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ズッキーニやにんじん、じゃがいも、セロリなどを煮込んだスープには、仕上げにたっぷりのハーブを加えて。「旬の野菜を使えば、切って煮込むだけの簡単メニューでも充分においしくなるんです」。トマトとタコのマリネにはバジル、冷やしたお水にはミントをプラス。

出典: FASHION BOX

鎌倉駅近くのマーケット「連売」で買った新鮮な野菜とハーブ。農家の人が直接販売しているため、スーパーで売っているものよりも新鮮でおいしい。

真似したい!五感で涼を感じる夏の暮らし

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出典: FASHION BOX

友人家族を誘って、軽井沢や富士五湖へキャンプに行くのが、最近の夏の楽しみ。

「自然のなかで子どもを思いっきり遊ばせたいな、と思ったのがきっかけ。でも実際に行ってみたら、大人の私たちも楽しくて!特別なことをしなくても、アウトドアだとただインスタントコーヒーを飲むだけでもおいしく感じるんですよね。まだ始めたばかりなので、チェアやテントなど、少しずつキャンプ道具をそろえていくのも楽しいんです」

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photograph_Miho Kakuta
text_Hanae Kudo
edit_Ayaki Ando[vivace], FASHION BOX
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