欲張りだとわかっていても、ダイエットの効果はすぐに出てほしいもの。だけど、なかなかすぐに効果が出ないのも現実。そうすると、どんどんダイエットへのモチベーションも下がっていってしまいます。吉田俊秀先生がダイエットを継続させるための2つの秘策を教えてくださいました。
このコンテンツの監修者は……
吉田俊秀(よしだとしひで)
医療法人 親友会 島原病院 肥満・糖尿病センター長
医学博士/京都府立医科大学客員教授
【Profile】
京都府立医科大学医学部卒業。アメリカ・カリフォルニア大学、アメリカ・南カリフォルニア大学にて、Bray教授のもとで肥満研究と肥満治療を学ぶ。京都府立医科大学付属病院教授、京都市立病院糖尿病・代謝内科部長を経て、現職。日本肥満学会功労評議員(専門医・指導医)、日本肥満症治療学会評議員、日本糖尿病学会功労評議員(専門医・指導医)、日本内分泌学会功労評議員、日本内科学会近畿地方会評議員(認定内科医)。おもな著書に『糖尿病、あきらめたらアカンで!』(宝島社)、『糖尿病を自力で治す最強療法』(マキノ出版<寄稿>)、『肥満の遺伝子がわかった 最新肥満医学が明らかにした究極のダイエット法』(ごま書房)、『キャベツ 夜だけダイエット』(アスコム)など多数。
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ダイエット継続のコツは鏡チェックとおなか振り
食事を変え、毎日、体を動かしていてもなかなか成果を感じなければ、どうしてもやる気はなくなっていくもの。日々の変化、成果を感じることもダイエットを継続するモチベーションにつながります。体の変化やダイエットの成果を感じるためにも、毎日“鏡チェック”と“おなか振り”を行ってみましょう。
鏡チェックとは、その名のとおり、鏡で自分の体をチェックすること。脱衣所などに大きな鏡を置いておけば、お風呂に入るときやお風呂上がりにチェックすることができます。
おなか振りとは、お風呂に入った際、おなかのお肉を自分でつかんでプルプルと振ることです。自分の手で触ることで意識がおなかに向くだけでなく、かたくなった脂肪をほぐすことができるので、脂肪がやわらかくなり、落ちやすくなるという効果が期待できます。
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鏡チェックで体の変化を確認!
脱衣所などに全身が映るような大きな鏡を置き、お風呂の際に鏡をチェックしてみましょう。正面からだけでなく、横から、ななめから、うしろ姿とくまなくチェックすることも大切です。正面から見るとあまり変わらないけれど、横から見たらぽっこりおなかが少しすっきりしてきた! ということもあります。
また、おなかだけでなく、脂肪がつきやすい二の腕や足、顔まわりなどもチェックするといいでしょう。上半身の運動を多く取り入れている人は、腕に効果が出やすいですし、足の運動を行っている人は足のむくみが取れたり、引き締まってきたりしているはずです。
日々の努力がどう反映されているかを鏡でチェックし、やる気を継続させましょう!
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おなか振りで意識づけ&脂肪をほぐす!
お風呂に入っているときに、1日5分でいいのでおなかをつかんでプルプルと振ってみましょう。両手でおなかのお肉をしっかりつかんで上下にゆらすようにするのです。下腹だけでなく、胃のあたりやわき腹などできるところはすべてゆらしてみましょう。自分の手でつかむことで、自然とおなかに意識が向き、効率的に動かすことができるようになります。
また、つかんでみるとわかりますが、最初は脂肪がかたいと感じるはずです。凝りかたまった脂肪も続けていくうちにやわらかくなり、落ちやすくなっていきます。
この時間を使っておなかをフルフルしながら1日を振り返ってみるのもいいでしょう。
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(抜粋)
TJ MOOK『肥満外来専門医が教える! 糖尿病を自分で治す本』
監修:吉田俊秀
構成・文/小山暢子
イラスト/ふじいまさこ
WEB編集/FASHION BOX
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