（2020年6月20日 更新）
足は体の健康状態が一番顕著にあらわれる部分であり、健全な足であることは、体全体の健康を保つことにつながります。今回は、足裏もみとかかと回しを組み合わせるメリットをアスカ鍼灸治療院院長の福辻鋭記さんに教えてもらいました。血管若返りの効果大ですよ！
≪目次≫
●足裏には体全体につながる反射区がある
●効率よく血管若返りを目指すなら、かかと回しで内臓機能を取り戻そう
●教えてくれたのは……
足裏には体全体につながる反射区がある
足裏を刺激することが健康につながることを知っている人は多いことでしょう。最近では足つぼマッサージのお店も増えてきました。これらの足つぼマッサージで行っているのは、正確にいうと東洋医学の足つぼではなく、「反射区」のマッサージです。反射区とは、足裏が体全体の縮図となっているという考え方です。心臓の反射区を刺激すると心臓に、脳の反射区を刺激すれば脳に、効果を与えることができるとされます。
脳や内臓は、外科的なアプローチ以外では直接ケアすることはできませんが、この反射区を刺激することで、臓器を間接的にケアすることができるのです。
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効率よく血管若返りを目指すなら、かかと回しで内臓機能を取り戻そう
足裏が体全体の縮図になっているように、東洋医学では足が全身の骨格の縮図となっていると考えます。指先を「頭」として、親指の根元が「首」、足の甲の骨が背骨、腰骨とつながっていき、足首（かかと）は骨盤に対応しています。
かかと回しが優れている点は、足の指、甲、足首など、足全体を一度に動かすことができることです。かかと回しをすることで、首、背骨、骨盤の関節が柔軟になり、可動域が広がります。すると内臓が本来あるべきところにおさまり、内臓機能が高まります。
かかと回しで骨の関節が柔軟になることで、それにともない筋肉や靱帯もやわらかくなります。するとこれらをとおる血液もスムーズに流れるようになります。
足裏もみとかかと回しの2つを行うことで、内臓機能が高められ、血行が改善され、血管が若返るのです。
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教えてくれたのは……
福辻鋭記（ふくつじ・としき）
アスカ鍼灸治療院院長。日本大学、東洋鍼灸専門学校卒業。日中治療医学研究会会員。30年以上で10万人を超える治療実績を誇り、TBSテレビの特番で日本の名医50人に選ばれた。美容鍼灸の草分け的存在で、女性誌や健康雑誌、テレビ番組などで幅広く活躍中。著書に『寝るだけ！ 骨盤枕ダイエット』（学習研究社）、『福辻式 反射区（ゾーン）の地図帳』（永岡書店）、『足首を回せば不調が消える』（河出書房新社）など多数。
※ 福辻鋭記の「辻」は「一点しんにょう」が正式表記です
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（抜粋）
書籍『血管がぐんぐん若返る！ 最強の「足裏もみ」と「かかと回し」』
著者：福辻鋭記
編集：青木 康（杜出版株式会社）
撮影：松岡伸一
モデル：渡辺則子（株式会社モデルオフィスG）
ヘアメイク：林田亜美
WEB編集：FASHION BOX
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