体の相性がいいってどんなとき?

価値観や性格の相性と同じくらい、いや、それ以上に気にしてしまう方もいらっしゃるであろう、パートナーとの「体の相性」。しかし、お付き合いをしている相手と「体の相性がいい」「セックスの相性が抜群」という場合、それは性的な快楽だけの相性を指しているのでしょうか? この記事では、パートナーとの体の相性をどのくらい気にするものなのか、体の相性がいい・悪いと感じる瞬間について、男女それぞれの意見をまとめています。また、パートナーや好きな相手と「体の相性が悪い」と感じたときはどうすべきかも考えてみました。

≪目次≫
●体の相性はどのくらい気にするもの?
○体の相性は大事派の意見1:「気持ちがいいから」(Aさん:男性/22歳)
○体の相性は大事派の意見2:「ふたりの愛情が深まる感じ」(Bさん:女性/28歳)
○体の相性は大事派の意見3:「快感と幸福を共有できる」(Cさん:男性/34歳)
○体の相性は気にしていない派の意見1:「そればかり? と思ってしまう」(Dさん:女性/20歳)
○体の相性は気にしていない派の意見2:「セックスは思いやり」(Eさん:男性/38歳)
○体の相性は気にしていない派の意見3:「心のフィーリングが大事」(Fさん:女性/40歳)
●体の相性がいいと感じる瞬間はどんなとき?
○相性がいいと感じる瞬間1:「求めるタイミングが合ったとき」(Gさん:女性/23歳)
○相性がいいと感じる瞬間2:「抜群なフィット感」(Hさん:男性/29歳)
○相性がいいと感じる瞬間3:「セックスの趣味」(Iさん:女性/37歳)
●逆に体の相性が悪いと感じる瞬間はどんなとき?
○相性が悪いと感じる瞬間1:「肌が合わない」(Jさん:男性/31歳)
○相性が悪いと感じる瞬間2:「言葉にできないレベルのささいなズレ」(Kさん:女性/25歳)
○相性が悪いと感じる瞬間3:「匂いを受け付けられない」(Lさん:男性/33歳)
●好きな相手と体の相性が悪いときはどうしたらいい?
○本音で話してみる
○お互いの体をよく知る
○固定観念にとらわれない
●相手の心を知れば、体の相性もよくなる!

体の相性はどのくらい気にするもの?

パートナーに求めるものとして、価値観の一致や共通の趣味、食べ物の好みなど、さまざまな相性のよさを挙げる方も多いと思います。しかし、「パートナーに求めるのは体の相性!」とは、あまり大っぴらには言えませんよね。カップル間の体の相性について、実際のところ、みなさんどのくらい気にしているものなのでしょうか? ここでは、体の相性は大事という男女、体の相性は気にしないという男女、それぞれの意見をまとめてみました。

体の相性はどのくらい気にするもの?

体の相性は大事派の意見1:「気持ちがいいから」(Aさん:男性/22歳)

「単純に、体の相性がいいとセックスも気持ちがいいからです。セックスって、上手とか下手とかじゃなくて本能的な感覚。だから、体の相性が合うと感じた相手なら余計なことを考えず、行為そのものに集中できるというか、夢中になれるんです。これはすごく大事なポイントだと思いますね」

体の相性は大事派の意見2:「ふたりの愛情が深まる感じ」(Bさん:女性/28歳)

「パートナーとよりよい関係性を保つためにも、体の相性は重要だと思います。体の相性がいいとセックスだけじゃなく普段のスキンシップも増えて、それだけふたりの愛情が深まる気がするんです。逆に体の相性が合わない相手とは、長続きしないかも......と感じてしまいます」

体の相性は大事派の意見3:「快感と幸福を共有できる」(Cさん:男性/34歳)

「体の相性がいい相手だと、体のつながりと同時に心のつながりも感じられますよね。肌と肌を合わせたときの安心感とでもいうのでしょうか。あのピタッときたときの感覚、ふたりで快感と幸福を共有できるところが好きです。終わったあとの余韻も心地よく、安心して眠れます」

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体の相性は気にしていない派の意見1:「そればかり? と思ってしまう」(Dさん:女性/20歳)

「私は体の相性なんて、まったく気にしません。エッチは嫌いじゃないけど、そこまで大事だとも思わないですね。他にも大切なこと、楽しいことがたくさんありますし。正直、体の相性を気にする人って、そればかりなの? と思ってしまいます」

体の相性は気にしていない派の意見2:「セックスは思いやり」(Eさん:男性/38歳)

「体の相性って、いいに越したことはないですよね。しかし、体の相性が合わないからといって嫌いになることもありません。セックスは思いやり。お互いの努力や工夫次第で、どうにでもなるものだと思います」

体の相性は気にしていない派の意見3:「心のフィーリングが大事」(Fさん:女性/40歳)

「体の相性、そんなに気にしたことがないです。もともとセックスに対して、執着心がない方というか、淡白な感じだからかもしれません。それよりも相手の性格や価値観を重要視しますね。体の相性以上に心のフィーリングを大事にしたいです」

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体の相性がいいと感じる瞬間はどんなとき?

体の相性のよさとは、自分だけが感じるものではなく、相手も感じていてこそ成り立つものです。しかし、体の相性がいいと感じる瞬間やポイントは、それぞれ違ったりする場合も。それでは、体の相性がいいと感じる瞬間はどんなときなのでしょうか? 抱きしめられたとき? キスするとき? それともフィットしたとき? 男女3人に聞いてみました。

相性がいいと感じる瞬間1:「求めるタイミングが合ったとき」(Gさん:女性/23歳)

「お互いを求めるタイミングが合ったとき、すごくうれしくなります。変に意識することもなく自然な流れだから、私たち相性がいいな、と感じちゃうんです。セックスがしたいと思うタイミングが合う相手だと、ベッドでも違和感なく盛り上がりますよね」

相性がいいと感じる瞬間2:「抜群なフィット感」(Hさん:男性/29歳)

「やはり、インサートした瞬間に感じる抜群なフィット感ですね。本当に体も心もつながっている気持ちよさと安心感、あの感覚はたまりません。また、いろいろな体位を無理なくお互いに楽しんでいるとき、この子とは相性がいいんだなって感じます」

相性がいいと感じる瞬間3:「セックスの趣味」(Iさん:女性/37歳)

「セックスの趣味が合うと相性のよさを感じます。あんなことがしてみたい、こんなことがしてみたいなど、その日の気分や希望がマッチした瞬間は、胸の高まりを隠せません。それに、トライしたことがないセックスや性的なアプローチを一緒に試してくれるのもうれしいんです。お互いの性癖を理解できるかどうかも相性なんだと思います」

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逆に体の相性が悪いと感じる瞬間はどんなとき?

残念なことに、「ちょっと違うな」「そうじゃないんだよね」など、体の相性が悪いと感じる瞬間もあるようです。できることなら、パートナーに「体の相性が悪い」なんて思われたくありませんよね。体の相性が悪いと感じる瞬間はどんなときなのか、 男女3人の意見をチェックしてみましょう。

逆に体の相性が悪いと感じる瞬間はどんなとき?

相性が悪いと感じる瞬間1:「肌が合わない」(Jさん:男性/31歳)

「体の相性のよし悪しは、相手の肌に触れた瞬間にわかります。抱き合ったときに肌が滑らないというか、引っかかるような感覚だと難しいかな……。相手の女性の肌が荒れているとか、肌のお手入れがなっていないとか、そういうことじゃないんです。たとえ肌の状態が悪くとも、体の相性がいい女性と抱き合うとしっくりくるものです。肌が合うって、そういうことなのかもしれませんね」

相性が悪いと感じる瞬間2:「言葉にできないレベルのささいなズレ」(Kさん:女性/25歳)

「俺はお前が気持ちよくなる姿を見て満足する男だから、と言うのが口癖の元カレがいたのですが、正直気持ちよくなったことはほとんどなかったです。自分のテクニックに自信があったのでしょうが、全部ちょっとずつズレていて、それも『もっとこうして、ああして』と言えないレベルのささいなズレなんです。愛撫の場所や指使い、力の強さ、タイミングなどが、全部微妙に『違う、そうじゃない……』という感じで、こればかりは体の相性が悪いと言わざるを得ないのかな、と思ったのを覚えています」

相性が悪いと感じる瞬間3:「匂いを受け付けられない」(Lさん:男性/33歳)

「体の相性を考える場合、自分にとって『相手の匂い』は大きなポイントです。その子の体臭だとか香水だとかじゃなく、感覚的に自分が好きな匂いかどうか。なので、匂いを受け付けられない相手は、相性が悪いと感じてしまいます。一般的ないい匂い・クサい匂いではなく、生まれ持った本能で感じる匂いというか、実際に裸で抱き合ってみないとわからない匂いですね。行為の最中でも相手の匂いは変わるので、最初はイマイチかも……と思っても、途中から大好きな匂いがすると興奮が抑えられなくなります」

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好きな相手と体の相性が悪いときはどうしたらいい?

どれだけ愛していても、大好きな相手と体の相性が合わない場合もあるかもしれません。しかし、体の相性が悪いからといって、ふたりの関係も悪くなるとは限りません。ここでは、好きな相手と体の相性が悪いときはどうしたらいいのか? そんな疑問にお答えしていきます。ふたりが歩み寄りさえすれば、きっと克服できる問題なのです。

本音で話してみる

体の相性が悪いと感じたときは、パートナーと本音で話し合ってみましょう。具体的に「もっと前戯に時間をかけてほしい」「本当は痛い」「あれはしたくない」など、自分の気持ちを素直に、かつ、思いやりをもって伝えることです。ポイントは、相手がしてくれた行為の中でも気持ちがよかったことを添えること。「いつもこんなふうにしてくれるのは、すごく感じるからうれしい。だから、あんなときもこんなふうにしてほしいな」と、悦びとお願いをセットにするといいでしょう。もちろん、パートナーの本音もちゃんと聞くようにしてくださいね。自分本位な話し合いとならないように注意しましょう。

お互いの体をよく知る

お互いの体をよく知ることも体の相性を改善する方法のひとつと言われています。お互いの体に貪欲になることは、何も恥ずかしいことではありません。パートナーの性感帯や性癖などを理解すれば、お互いに悦んでもらおうと努めるはず。そんな探求心が体の相性をよくしていくこともあるのです。ただし、無理は禁物。したくない行為はやんわり断って、「こんなのは好き?」と自分でもできそうなことを提案してみてくださいね。

固定観念にとらわれない

体の相性が悪いとセックスは上手くいかない、こうしないと駄目、あんなふうにしないと嫌われる、そんな固定観念にとらわれないことも大切なことです。セックスに決まったやり方はありません。パートナーを思う気持ちこそが重要なのです。お互いの心を満たすためにも肌と肌を合わせ、「大好き♡」という気持ちが伝わるように体のコミュニケーションを育んでいきましょう。

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相手の心を知れば、体の相性もよくなる!

パートナーとの体の相性について、不安に思うこともあるでしょう。肉体的な興奮や快感ばかりにとらわれてしまい、精神的な幸福感を見失いがちになることもあるかもしれません。しかし、セックスにいちばん大切なことは、お互いを思いやるやさしさや慈しみ。これさえ理解していれば、「あまりよくないのかもしれない……」と思っていた体の相性も、日に日によくなっていくはずです。最初から「体の相性が最高!」というカップルはそうそういません。ふたりが気持ちいいと思えるセックスは、時間をかけてふたりで作っていくもの。大好きなパートナーとの心と体がつながるようなセックスで、愛情を深めていきましょう。

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文・編集/FASHION BOX

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