髪を寄付して医療用ウィッグなどに役立てる、ヘアドネーションの活動に注目が集まっています。興味はあるんだけどどうやってやるのかよくわからない、という方のために、髪の寄付を受け付けている3つの団体にヘアドネーションの基本を伺いました。
≪目次≫
●Q1. どんな髪でもドネーションできる?
●Q2. どんなヘアサロンでもドネーションできる?
●Q3. ヘアドネーションを必要としている人はどんな人?
●Q4. ヘアドネーションの輪は広がっている?
●取材協力
Q1. どんな髪でもドネーションできる?
ハイダメージがない限り、長さがあれば大丈夫!
「軽く引っ張って切れるようなハイダメージがない限り、カラー、パーマ、グレイヘア、くせ毛、縮毛矯正や投薬治療中であってもOK。年齢や性別、国籍も不問。ただし、長さは31cm以上が必要」(JHD&C、HERO)、「ヘアカラーはOK。15cm以上で受け付けています」(つな髪)
▼完全に乾燥した髪を、事前に細かく毛束を作ってくくってからカット。(写真提供/つな髪)
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Q2. どんなヘアサロンでもドネーションできる?
美容師さんの了承を事前に得られればOK。
「一般のヘアサロンでは、事前確認がマスト。その際は、ドネーションカットの基本的な手順(細かく毛束を作ってゴムでくくる、切る前に濡らさないなど)に従ってください。もちろん、手順通りにご自宅でセルフカットでも大丈夫」(JHD&C、HERO、つな髪)
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Q3. ヘアドネーションを必要としている人はどんな人?
頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもです。
「癌や白血病、先天性の無毛症、不慮の事故などにより髪の毛を失った18歳までの子どもたち(つな髪では高校生以下に限る)に、ヘアドネーションとして寄付していただいた髪の毛を使用して、完全オーダーメイドの人毛の医療用ウィッグを無償提供しています」(JHD&C、HERO、つな髪)
▼髪本来の質感を大切にしたウィッグ。(写真提供/つな髪)
▼市販のウィッグはサイズやスタイルの選択肢が少なく、高額なのでオーダーメイド&無償提供にこだわっている。(写真提供/JHD&C)
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Q4. ヘアドネーションの輪は広がっている?
幅広い年齢の方に広まっているのを実感!
「私たちの元には、毎日30~70名程度の皆様から髪の毛が送られてきます」(HERO)、「提供者の4割が10代以下のお子さんで、夏休みなどの時期には5割に達することもあります」(JHD&C)、「大切な髪とともに気持ちのこもったお手紙をいただくことも多いです」(つな髪)
▼男子学生もドネーションのために髪を伸ばしてお洒落にアレンジ。
▼子どもからのヘアドネーション。体験を作文にする方も。また、親子で協力してくれる人も多数。(ともに写真提供/JHD&C)
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取材協力
JHD&C・ジャーダック
寄付された髪だけで作ったメディカルウィッグを頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに完全無償提供をしているNPO法人。2019年「IAUD 国際デザイン賞」銀賞受賞。
HERO
2016年より、全国の病気や怪我などで髪の毛を失った18歳までの子どもたちを対象に完全オーダーメイドの人毛ウィッグをプレゼントするヘアドネーションプロジェクトを行なっている。
つな髪
抗がん剤治療や脱毛症、抜毛症などの髪に悩みを持つ高校生以下の子どもたちに、ヘアドネーションにより医療用ウィッグを無償で提供するプロジェクトを行う。
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撮影=遠藤優貴〈MOUSTACHE〉
取材・文=土谷沙織
(GLOW 2020年5月号)
WEB編集=FASHION BOX
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