毎日の筋トレはNG! 間隔を空けて【つらくない・痛くない】ことが大切

毎日の筋トレは逆効果!? 中高年向けのトレーニング頻度を専門家がアドバイス

歳を重ねるごとに減っていくと感じる筋肉、その代わりに増えていくかのようにつく脂肪。特に、40代に入ると、基礎代謝はかなり減ってしまいます。それでも「若い人には負けないぞ! 」と思いながら、毎日ハードな筋トレを続けている人も少なくありません。でも、もしかしたらそれ間違っているかも……。
そこで今回は、中高年に特化したパーソナルトレーナーの枝光聖人先生に、筋肉がつくられていくメカニズムと、良質な筋肉をつくるための筋トレのベストな頻度を教えていただきました。

キツイ&毎日のトレーニングで「筋肉が弱く」なることも

筋トレでダメージを受けた筋肉は時間をかけて修復しますが、この破壊と修復を繰り返しながら筋肉が強くなっていくメカニズムを「超回復」といいます。トレーニングは継続が重要ですが、筋肉の回復力が遅くなる中高年は、修復するための休息がトレーニングと同じくらいに重要です。ですから毎日ハードな筋トレを行うと、修復が追いつかず、質のいい筋肉が育ちません。また関節にトラブルがある、筋力が低下しているなども中高年の特徴。若い人に負けじと能力に合わないトレーニングを行うと、事故やケガのもとになるので注意が必要です。

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こうして解決! 自分に合う強度で実行

中高年は筋肉痛発生のタイミングや回復は遅くなりがち。そのため筋トレは間隔を空けて、無理のない強度で続けることが大切です。具体的には「つらくない・痛くない」程度に、また自分の能力に合うものを週に1〜2回行うのがベスト。筋力がアップしたら、運動強度を上げていきましょう。

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教えてくれたのは……

毎日の筋トレは逆効果!? 中高年向けのトレーニング頻度を専門家がアドバイス

中高年専門パーソナルトレーニングジム 心身健康倶楽部  枝光 聖人(えだみつ・まさと)

【Profile】
日本初・中高年専門パーソナルトレーニングジム心身健康倶楽部代表取締役。心身健康トレーナー養成スクール最高責任者。全日本心身健康協会代表理事。高齢化社会の到来により高齢者の健康寿命に注目し、20年前より中高年に特化したパーソナルトレーナーとして活動を始める。実践だけでなく理論面の知識を深めるために、大学院にて心身健康科学の専門知識を学び修士号を取得。中高年に最適なメソッドを体系化し、2013年にパーソナルトレーニングジム「心身健康倶楽部」を設立。そのメソッドは厚い支持を得ている。テレビにも多数出演し、「人生は筋肉だ!」をモットーに、中高年や高齢者の心身健康のための啓蒙活動を広く行っている。近著に『コロバヌエクササイズ』(自由国民社)。

 

(抜粋)

毎日の筋トレは逆効果!? 中高年向けのトレーニング頻度を専門家がアドバイス
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イラスト:青山京子
構成・文:平川 恵、山西裕美(ヒストリアル)
執筆協力:中村綾子

 

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