肩甲骨はがしストレッチで肩こり予防! 自宅で取り組む方法を超詳しくステップ解説

肩甲骨はがしストレッチで肩こり予防! 自宅で取り組む方法を超詳しくステップ解説

 

知っておきたい「ストレッチの原則」

筋肉や精神面の緊張を取り除く効果が期待できるストレッチ。より効果的にストレッチを行うためには、いくつかのポイントがあります。
まず一つ目は自然に呼吸しながら行うこと。そして二つ目は、ただ漫然とカラダを動かすのではなく、伸ばしている箇所を意識しながら行うことです。意識して伸ばすか否かで、得られる効果がまったく違ってきますから、カラダの筋肉についても少し知っておくとよいです。
今回は肩こり予防のための肩甲骨ストレッチを、プロフェッショナル・トレーニングコーチの青山剛先生に教えてもらいましょう。

☆TJ MOOK『最高のカラダをつくる! 究極のストレッチ125』を購入する! 

宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
※電話注文でご利用いただけるお支払い方法は「コンビニ前払い」「NP後払い」のみ

 

ストレッチの際に注意したい4つのポイント!

(1)呼吸は止めずリラックスして行う
(2)伸ばしている箇所を意識する
(3)スタティック(静的)ストレッチは20秒前後伸ばす
(4)痛みを感じるまで伸ばさない

 

≪肩甲骨のストレッチ≫
肩甲骨の動きをなめらかにすれば肩こりは未然に防げる!

肩甲骨を動かして、その周囲の筋肉を柔軟にします。肩に力が入りやすいと感じている人は特に入念に行いましょう。ポイントは上手に肩甲骨を動かすことにあります。

 

[肩こり&首こりストレッチ]四十肩の予防にも! 整形外科医 監修

睡眠時間が5時間未満だと肩コリのリスクが約3倍に! 睡眠の質を上げるコツ[医師 監修]

その肩コリ、病気の初期症状かも? 注意したい症状と受診先を整形外科医がアドバイス

 

背後に片手をまわして

片側ずつ肩甲骨を動かして周囲の筋肉を伸ばす。背筋は真っすぐに伸ばし、下半身は固定して行う。

真っすぐに立ち、左手を後ろにまわして右手でヒジを引く。20秒静止。逆側にもやってみよう。
真っすぐに立ち、左手を後ろにまわして右手でヒジを引く。20秒静止。逆側にもやってみよう。

 

<後ろから見ると>

背後に片手をまわして

 

<斜めから見ると>

背後に片手をまわして

 

手を組み上体を前に倒す

両腕を組んで上体を前に倒すことで肩甲骨を開き、その周辺の筋肉をしっかりと伸ばそう。

真っすぐに立ち両腕をクロスさせる形で左右に伸ばす。
真っすぐに立ち両腕をクロスさせる形で左右に伸ばす。
ヒジを曲げて両ヒジを顔の前で密着させる。その上で両手の指を組む。
ヒジを曲げて両ヒジを顔の前で密着させる。その上で両手の指を組む。
上半身を前に倒す。肩甲骨まわりだけでなく、腰もしっかりと伸ばそう。20秒静止。
上半身を前に倒す。肩甲骨まわりだけでなく、腰もしっかりと伸ばそう。20秒静止。

 

開いた脚の内側にヒジを入れて

後方にまわした腕のヒジを開脚した脚の内側に入れながら、上体を前方に倒すことで、肩甲骨を開く。同時に腰も伸ばそう。少し難易度が高いので無理をしないように。

真っ直ぐに立ち、両手を背中の後ろにまわす。しっかりと胸を張ろう。
真っ直ぐに立ち、両手を背中の後ろにまわす。しっかりと胸を張ろう。

<後ろから見ると>

<後ろから見ると>

上体を前に倒す。ヒジは開いた脚の内側に入れる。20秒静止。
上体を前に倒す。ヒジは開いた脚の内側に入れる。20秒静止。

 

首・肩の痛みが和らぐストレッチ! 運動不足は家で解消!

 

両手両ヒザをついて肩甲骨をはがす

両手、両ヒザをマットにつけて肩甲骨を浮き上がらせるように動かす。この動きを「肩甲骨をはがす」という。

四つん這いの姿勢になり、左腕を支柱にする感じで左側へ体重を寄せる。この状態から額をマットへ近づけていくと左側の肩甲骨が浮き上がる。20 秒静止。左右逆にもやってみよう。
四つん這いの姿勢になり、左腕を支柱にする感じで左側へ体重を寄せる。この状態から額をマットへ近づけていくと左側の肩甲骨が浮き上がる。20 秒静止。左右逆にもやってみよう。

<横から見ると>

肩甲骨が浮かび上がり、その周囲の筋肉が伸びる。「肩甲骨をはがす」感覚を味わってみよう。
肩甲骨が浮かび上がり、その周囲の筋肉が伸びる。「肩甲骨をはがす」感覚を味わってみよう。

 

【意識する箇所はココ!】

肩甲骨を開いて、しっかりと周囲の筋肉を伸ばす。
肩甲骨を開いて、しっかりと周囲の筋肉を伸ばす。

 

脚を手で持って肩甲骨を動かす

床に腰を下ろし、足先を手で持ち肩甲骨まわりの筋肉を伸ばす。ヒザをしっかりと伸ばして行おう。

左手で左脚の先を持つ。20 秒静止。ヒザは曲げてはいけない。逆側もやってみよう。
左手で左脚の先を持つ。20 秒静止。ヒザは曲げてはいけない。逆側もやってみよう。
脚の内側を手で持つ。20 秒静止。逆側にもやってみよう。
脚の内側を手で持つ。20 秒静止。逆側にもやってみよう。
片手でカカト部分を持つ。20 秒静止。逆側の脚もやってみよう。
片手でカカト部分を持つ。20 秒静止。逆側の脚もやってみよう。
右手で左脚の内側を持つ。20 秒静止。逆パターンもやってみよう。
右手で左脚の内側を持つ。20 秒静止。逆パターンもやってみよう。
右手で左脚の外側を持つ。20 秒静止。逆パターンもやってみよう。
右手で左脚の外側を持つ。20 秒静止。逆パターンもやってみよう。
両手で左脚を持つ。20 秒静止。逆側の脚もやってみよう。
両手で左脚を持つ。20 秒静止。逆側の脚もやってみよう。

 

☆カラダの硬い人は……ヒザを曲げてもOK!

☆カラダの硬い人は……ヒザを曲げてもOK!

ヒザを伸ばしたままできない場合は、ヒザを曲げてもよい。伸ばす箇所は肩甲骨まわり。

 

【肩こり解消】肩甲骨はがしストレッチ!簡単チェックとマッサージほか、おすすめケア方法も

 

教えてくれたのは……

プロフェッショナル・トレーニングコーチ 青山剛(あおやま・つよし)
プロフェッショナル・トレーニングコーチ 青山剛

監修:プロフェッショナル・トレーニングコーチ 青山剛(あおやま・たけし)

【Profile】
1974年7月生まれ、東京都出身。
パーソナルコーチングシステム「Team AOYAMA( チームアオヤマ)」代表。
日本体育大学入学後、トライアスロン競技をスタートしプロとして活躍、日本代表として世界選手権にも出場した。その後、トライアスリートの中西真知子のコーチを務め、2004年アテネ五輪出場へと導く。現在はプロアマ問わず幅広い層を対象に指導に当たっている。著書に『速く、長く、美しく走るための体幹スイッチランニング 改訂版』『走らないランニング・トレーニング 新版』『走る前に読む! ランニングの取扱説明書(トリセツ)』(以上、マイナビ)、『仕事ができる人の「走り方」』(日本実業出版社)ほか多数。DVD『パーフェクト・ストレッチ100』(デンシティ)も好評発売中。
https://www.coach-aoyama.com/

 

(抜粋)

TJ MOOK『最高のカラダをつくる! 究極のストレッチ125』監修:長畑芳仁、青山剛
TJ MOOK『最高のカラダをつくる! 究極のストレッチ125』監修:長畑芳仁、青山剛

☆TJ MOOK『最高のカラダをつくる! 究極のストレッチ125』を購入!

宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
※電話注文でご利用いただけるお支払い方法は「コンビニ前払い」「NP後払い」のみ

 

ストレッチはいつやるのが効果的? 運動前と後、どっちがいいか専門家が解説

「ストレッチでやせない」はウソ!? 食事制限や筋トレの前に柔軟性を上げるべき理由

[筋膜リリース11種]自宅で簡単にできる方法を部位別に解説! フォームローラーで挑戦!!

 

編集・執筆:近藤隆夫
協力:前波卓也
モデル:青山剛

撮影:谷山真一郎
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

Web edit:FASHION BOX

RELATED CONTENTS

関連コンテンツ