特売日にまとめ買いしたのは良いけれど、食材が冷蔵庫に余ってしまい使い切れない、ということありますよね。余りがちな食材を、作り置きで長持ちさせる方法を、プロの家政婦さんに聞きました。節約を心がけたい人こそ、買った食材をしっかり無駄なく使いきることが大切。旬の野菜を賢く使っておいしく食べきれば、無理なく食費を抑えられてお財布にも優しいです!
教えてくれたのは……
すずきよさん
管理栄養士。ガス会社の料理教室講師を通算17年間務める。タスカジさんアワードを2年連続受賞したほか、「つくりおきマイスター養成講座」講師や新人タスカジさん育成の研修講師を務め、家事の知見の確立と伝承に力を注ぐ。共著に『タスカジさんが教える 最強の「家事ワザ」』(マガジンハウス)。
1. ちょっとだけ残りやすい煮物は煮汁を多めに残して鍋ごと保存
煮物など、汁気が多い料理を作り置きするときは、煮汁を残した状態で保存するのがコツ。食材が乾燥するのを防げるし、温め直すのもラクです。調理から2〜3日後にもう一度加熱すると傷みにくくなります。
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2. 水分が多い野菜は、先に茹でておくと味が染みやすい
白菜や大根など、水分が多くて見た目もボリューム感がある野菜を作り置き料理にアレンジするときは、下茹でしておきましょう。茹でて水分を抜いておくとかさが減り、味も染みやすくなります。
野菜をたっぷり食べられる作り置き料理になります
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3. 水分が多い野菜はしっかり水気を絞っておく
作り置きをおいしい状態で長持ちさせるには、水分をしっかり切ることが大切。生野菜は塩を振り、手でギュッと握って水分を絞って。ただし、白菜は絞りすぎると歯応えがなくなるので注意しましょう。
塩もみした野菜から出た水分は、手でギュッと絞りましょう
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4. 「作り置き」を入れる保存容器は水分などをしっかり拭いておく
保存容器の水分を拭き取るのも長持ちのコツです。料理に合わせて容器の選び方にも工夫を。温め直すものは電子レンジが使える容器に。トマトソースやカレー粉を使った料理はガラス容器などに入れると色移りの心配なし!
ちょっとの手間で、作り置き料理がおいしく長持ちします!
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5. 「漬け込み肉」にしておくと冷凍でも乾燥知らず&味が染みる!
肉は下味用のたれと一緒に保存袋に入れ、冷凍庫へ。しっかり味が染み込みます。調理するときは自然解凍しましょう。たれのバリエーション(下参照)を知っておくと、料理のレパートリーも広がりますよ。
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(抜粋)
TJ MOOK『予約が取れないカリスマ家政婦が教える「使いきり」レシピ』
調理・スタイリング:伊藤美枝子
調理アシスタント:岩本英子
撮影:難波雄史
編集:松方弘香
制作協力:株式会社タスカジ、粟田あや(株式会社アイクリエイト)
WEB編集:FASHION BOX
(TJ MOOK『予約が取れないカリスマ家政婦が教える「使いきり」レシピ』)
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