目を若々しく保つことが、瞳の美しさと目の健康、さらに全身の体調にも影響します。年齢とともに起こりやすい目のトラブルは早めにケアを。目の美しさと健康を保つために基本となる方法を紹介します。老眼やドライアイの対策にも。
老眼やドライアイが認知症につながる!? 早めにケアすべき症状リスト
教えてくれたのは……
眼科専門医 医学博士 平松類先生
二本松眼科病院に勤務。緑内障などの手術実績が豊富。『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる！ガボール・アイ』（SBクリエイティブ）など著書多数。
目は“むき出しの臓器”！ 絶対にこすらない
手で目をこすっていると、眼球やまぶたが傷つき、細菌感染を起こすことも。体の中で唯一の“むき出しの臓器”でもある目にとっては、“打撲”ほどのダメージになる可能性もあります。目のかゆみが強いときは冷やすこと。
[眼精疲労・ドライアイ] 目が乾く、目が疲れたと感じたらすぐできる対処法
目だけじゃなくて脳にも影響が！ 紫外線やブルーライトは極力浴びない
紫外線には目の老化を進める作用があり、浴び過ぎると白目が黄色く変色したり、白内障や加齢黄斑変性などの原因になります。ブルーライトは疲れ目やドライアイを引き起こしたり、夜に浴びると脳でのメラトニン（睡眠を促すホルモン）の分泌を抑えて睡眠リズムを乱します。これらの光をできるだけ浴びない工夫をしましょう。
紫外線＆ブルーライトから目を守る習慣
【1】サングラスをかける
一年を通して晴れた日中に外出するときは、帽子やサングラスを身につけましょう。
【2】部屋の光をやわらかくする
くつろいで過ごす部屋の明かりは、白っぽい光に比べてブルーライトが少ない黄色くてやわらかな光に。
【3】スマホを夜に見るときはナイトモードに！
夜にスマートフォンを見るときは、画面から放出されるブルーライトを抑える「ナイトモード」に切り替えましょう。
見えにくいなら……早めに遠近両用メガネにトライ
見えにくさが気になっているなら、早めに老眼鏡を使いましょう。まずは、1枚のレンズで遠くも近くもピントが合いやすくなる、遠近両用メガネから始めてみては。もともとの目の状態によっても合うレンズは異なるので、眼科を受診して選んでもらうとよいでしょう。
コンタクトという手段もあり！
老眼鏡に比べると見えにくさを改善する機能は劣るものの、老眼用のコンタクトレンズもあります。
《遠近両用》
遠近両用のレンズを使うことで、近くにも遠くにもピントが合いやすくなります。
《モノビジョン》
例えば、左目に近用、右目に遠用と、左右で違うレンズを入れることで、遠近両用の効果を狙った使い方です。
《ちょっと弱めのコンタクト》
中間の距離にピントが合う弱めのレンズを使えば、遠くも近くもそこそこ見える状態になります。
［9/14創刊］ファッション誌『素敵なあの人』ってどんな雑誌？
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イラスト_サノマキコ
構成・文_中山恵子
web編_FASHION BOX、石川聡子[vivace]
（素敵なあの人 2019年11月号）
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