フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんによると、身体の中で筋肉ほどエネルギーをたくさん使ってくれる器官はないそう。筋肉量を増やせば消費するエネルギーも増え、座っているだけでもエネルギーが多く使われていくのです。
また、太りにくい身体をつくるには、下半身を鍛えるのが重要とのこと。二の腕やおなかなど、比較的小さい筋肉を鍛えるよりも、下半身などの大きな筋肉を鍛えたほうが基礎代謝量が上がりやすくなります。
今回は、自宅でもかんたんに下半身を強化できる「イス立ち上がり」トレーニングを教えてもらいました。
●下半身を鍛える「イス立ち上がり」トレーニング
●教えてくれたのは……
下半身を鍛える「イス立ち上がり」トレーニング
ゆっくり20回×3セットが目安となります。(所要時間10分以内)
1:イスに座り、机に両手をつきます。このとき、足の裏全体で身体を支えます。
2:4秒程度かけて、ゆっくり立ち上がります。
3:立ち上がったら、また4秒かけてゆっくり1に戻ります。前に体重をかけすぎて、かかとが上がらないように注意しましょう。
<これはOK>ひざとつま先の向きがそろっている
<これはNG>ひざとつま先の向きがそろっておらず、内を向いている
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【教えてくれたのは……】
スポーツモチベーションCLUB100最高技術責任者
PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
米国スポーツ医学会認定 運動生理学士(ACSM/EP-C)
中野ジェームズ修一さん
【Profile】
フィジカルを強化することで競技力向上や怪我予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、多くのアスリートから絶大な支持を得ている。また、自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」は、「楽しく継続できる運動指導と高いホスピタリティ」が評価され活況を呈している。主な著書に『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)、『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレシリーズ』(徳間書店)などベストセラー多数。
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(抜粋)
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著者/中野ジェームズ修一
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編集協力/野村佳代・青木啓輔(アスラン編集スタジオ)
撮影/岸マモル
WEB編集/FASHION BOX
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