自分のニオイに自信、持てますか?どんなに清潔にしていても、仕事仲間や彼と接近したとき、「大丈夫かしら?」とヒヤヒヤすることも……。汗をかきやすい夏は特にニオイが気になる季節。ちゃんとケアしているつもりでも、実は逆効果になっているかも?今回は、ニオイ対策のために「やってはいけない」ことについて、医師に聞きました。
「汗のにおい、もしかして気づかれてる?」ケア&ベストアイテム
教えてくれたのは……
聖心美容クリニック
廣瀬雅史先生
奈良県立医科大学医学部卒業。形成外科で経験を積んだのち、2018年より聖心美容クリニック東京院で勤務。
こんな生活はNG!
【1】汗を放置するのはNG!
すぐふきとって清潔に
汗をかいたらこまめに拭くこと。酸化や細菌による分解臭を抑える対策になります。シャワーを浴びるのが一番ですが、外出先ではなかなかできません。ハンカチやハンドタオルでは、肌に汗の成分が残ってしまうため、市販の汗拭きシートを使用するのがオススメです。こすりすぎは皮膚を傷めてしまうため、肌触りのよいもので優しく拭き取るようにしてください。
【2】冷房のきいた場所に長時間はNG!
“汗をかく”事も大事
エアコンのきいた場所に長時間いることによって“汗をかく”という本来の機能を忘れた汗腺には、老廃物や角質がたまって、汗をかいた拍子にミネラルを多く含んでネバネバした濃い汗、いわゆる“悪い汗”が出てきます。不純物が一緒に排出されるため体臭が臭くなります。エアコンのきいた室内から外出したくない夏場こそ、外に出て、汗をかいたほうが体臭のメンテナンスに!
【3】シャワーだけはNG!
夏でも湯船に入って
日ごろから汗をコンスタントにかいている人のほうが、ニオイのもとになるアンモニア成分やタンパク質、乳酸を体内にため込まないので、かく汗も水分が多く、体臭のもとになりにくいのです。そのためシャワーだけですましてしまうよりも、汗をかいたほうが汗の「質」はよくなります。汗もストレスもお風呂で流すこと。からだが温まると、腎臓がリフレッシュされて乳酸の排出を促します。
【4】水分を摂らないのはNG!
水を飲んでからだを潤して
汗をかくからと、夏でも水分を控える人が多いようですが、汗の水分も減らすため、濃い汗(アンモニア成分やタンパク質が多い汗)をかき、臭いやすくなります。脱水すると便秘を招く場合もあり、便秘の状態が長く続くと、腸内で細菌がタンパク質を分解してできたインドール、スカトール、アンモニアなどのニオイ物質を便として排泄しにくく、呼気や汗腺から分泌され、体臭が強くなることも!
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photo_YUMIKO YOKOTA[studio BANBAN]
illustration_NATSUKI MINAMI
text_YUKA HASHIMOTO
edit_SUMIRE HANATSUKA[& ROSY], AYAKI ANDO[vivace]、FASHION BOX
(& ROSY 2019年7月号)
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