汗をかきやすい夏は、デリケートゾーンのムレやニオイが特に気になる季節。パートナーにクサイと思われてるかも……と気になってもなかなか聞きづらいし、どうケアしたらいいのかわからない、という人も多いのでは？そこで、ニオイを根本から断つための方法や、最新のケアアイテムをご紹介します。しっかりケアして、自信を持って夏を楽しみましょう！
教えてくれたのは……
北原みのりさん
セクシャルヘルスの観点からセクシャルグッズを扱う会社を設立。英国発「YES」の日本総代理店も務める。
35歳からどんどん減る女性ホルモンと関連
35歳前後に減り始める女性ホルモンの影響を受けて、膣の粘膜が薄くなって粘液の分泌も減少。どんどん乾いてきます。放っておくと、干からびて、だんだん萎縮してしまうことに。更年期前後に膣にかゆみ、痛みなどの“違和感”を感じてしまいます。またリンパ系の滞りもあると、汗や体液などからだから出る分泌物のニオイも変わるもの。デリケートゾーンのニオイの変化を感じたら、“滞り”のサインだと思って！
“デリケートゾーンのニオイ”対策アイテム
▶《毎日保湿》をすれば、乾燥が防げて、結果、膣の萎縮の予防に
入浴後は専用の保湿アイテムで膣のまわりを毎日、保湿して。
1. 保湿力の高いナチュラルオイルをベースにしたデリケートゾーン用オイルローション。YESインティメイト・オイルローションOB 80mL ¥3,500
2. サラサラのテクスチャー。イギリスの病院、薬局で取り扱われるほど人気。パートナーとも使用可。YESインティメイト・ウォーターローションWB 100mL ¥3,000（共にアジュマ）
▶指で《ヒダの裏側の汚れ》も優しくオフを！
初めに洗ってほしいのは、大陰唇と小陰唇です。大陰唇と小陰唇の間やヒダの裏側は特に白いカスがたまりやすい部分なのでしっかり洗って。
カビ菌＆細菌のダブルの抗菌成分でニオイやムレも解消。コラージュ フルフル 泡石鹸 300mL ¥2,300（持田ヘルスケア）
肌本来の潤いを守りながらニオイやかゆみの元をすっきり洗えるソープ。アンティーム フェミニン ウォッシュ 120mL ¥2,000（サンルイ・インターナッショナル）
放っておくと“恥垢”が増える!? デリケートゾーンの正しいケア方法
NG！3つの行動
【1】ボディソープや固形石けんは×
市販のボディソープや固形石鹸で洗うと膣の中のpH値を狂わせ、かゆみ、痛み、乾燥の原因になります。
【2】糖分の摂り過ぎ！
糖分を摂り過ぎるとカンジダ菌を増殖しやすい体質になりがち。甘いものは控え、新鮮な野菜を食べましょう。
【3】尿をこすってふく
尿をふき取るには「前から後ろにこする」ではなく「下から押し当て」が大切です。トイレットペーパーでこすり過ぎると粘膜を傷つけます。
＊CHECK！＊
デリケートゾーンの洗い方、どうする？
デリケートゾーンは粘膜と直結した繊細な部分。目を洗うくらい、丁寧に、繊細に、優しくケアが基本。泡立てた石けんで陰部を優しくマッサージします。膣には自浄作用があるため、洗わずにお湯で流すだけで充分です。陰部を優しくのばしながら洗うと、垢もキレイに取れます。肛門まわりもキレイにケアしましょう。
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photo_YUMIKO YOKOTA[studio BANBAN]
text_YUKA HASHIMOTO
edit_SUMIRE HANATSUKA[＆ ＲＯＳＹ], AYAKI ANDO[vivace]、FASHION BOX
（＆ ＲＯＳＹ 2019年7月号）
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