手足はそんなに気にならないのに、下腹だけが“ぽっこり”している……。そんなお悩みを抱える方が多いようです。目標は、体重を減らすことではなく、気になるお腹のシェイプアップ。ご心配なく! 辛い我慢や激しい運動の必要はありません。できるだけ最小限の努力で最大限の効果を実現するためのコツ十か条を岡部クリニック院長・医学博士の岡部正先生が教えてくれました。
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継続することが大切! “下腹ぽっこり” 改善のために覚えておきたい十か条
一、 目的意識を持つ
痩せるための努力が長続きしないのは、意志が弱いからではありません。足りないのは強い意志ではなく強い動機。なぜ凹ませたいのかを最初に明らかにしましょう。
二、 続けられないことはしない
何事も「継続は力」なりです。始める前に、長く続けられるかどうかということを考え、続けられそうなやり方を自分で見極めましょう。
三、 無理な目標を立てない
「1か月で10kg減らす」など、無謀な目標は健康を害する恐れがあります。また、あれもこれもと詰め込むような無理なプログラムも長続きしません。
四、 最初からがんばりすぎない
「朝起きたら必ずエクササイズをする!」と決めつけると、できなかったときに挫折しがちです。できるときに少しずつ、できることから始めましょう。
五、 体重よりもサイズに注目
エクササイズを続けると、まずはウエストなどのサイズが減ってきます。体重にとらわれず、スカートやパンツのサイズがゆるくなったことを実感することが成功の秘訣です。
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六、 焦らずじっくり
エクササイズを続けていると、その効果が実感できない「停滞期」が必ず訪れます。それは筋肉がつき、エクササイズのメニューに慣れた証拠。そこであきらめずに焦らず続けましょう。
七、 運動していることを免罪符にしない
いいことと悪いことを同時にやると「悪いこと」が勝ちます。「運動しているからちょっとぐらい食べ過ぎても!」とはなりません。悪いことを正しながら、いいことをやりましょう。
八、1分でも、毎日運動をする
たとえ多忙でも、隙間時間にいつでも運動するという気持ちで取り組みましょう。トレーニングができなくても「よく動く」ことを忘れずに。
九、 ストレスをためない
体重増加の背景にはストレスが潜んでいることが多々あります。ストレス解消に、つい間食が増えるので、ゆっくり入浴したり、趣味の時間を持つなど、日々、できるだけストレスをためない生活を心がけましょう。
十、 腹八分目
食べ過ぎは肥満のもとです。一回の食事をよく噛んでしっかり味わって、お腹から届く腹八分目の声に耳を傾け、早食いや食べ過ぎを防ぎましょう。
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教えてくれたのは……
岡部 正(おかべ・ただし)先生
【Profile】
岡部クリニック院長、医学博士。慶應義塾大学医学部卒業。カナダ、カルガリー大学留学。亀田総合病院副院長を務めたのち、オーダーメイド医療を理想に、東京・銀座に岡部クリニックを設立。専門医として生活習慣病の予防と治療に長年携わる。各メディアで活躍中。日本病態栄養学会評議員、日本糖尿病学会認定専門医・指導医、日本肥満学会会員。著書に『自力でコレステロールと中性脂肪を下げる30の法則』(宝島社)などがある。
(抜粋)
書籍『下腹だけ、凹ませる! 』
著者:岡部 正
構成・文:大橋美貴子
編集:入江弘子
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
WEB編集:FASHION BOX、株式会社エクスライト
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